2017.10.27
八重歯を矯正で治療する場合、抜歯をするケースが多いですが、今回は非抜歯で矯正治療したケースを紹介します。治療プランとしては抜歯する選択肢もありえましたので、それも詳しく紹介します。
「八重歯が気になる」ということで来院した患者さまです。
目立たない矯正装置で、部分矯正をご希望でした。
治療プランとしましては、抜歯あり・なしの2プランが考えられました。
抜歯ありの治療プランは、八重歯の犬歯の1つ奥側の歯を抜く治療プランです。しかし、抜歯によりできたスペースを完全にクローズできない可能性がありました。
一方、抜歯なしの治療プランは、抜歯スペースを確保するために、上の歯列全体を前方に拡大することが必要でした。この患者さまに関しては、もともと歯が後ろ側に若干傾斜して生えていたため、前方への移動は問題ありませんでした。
顔貌や将来的なお口の健康を考え、抜歯なしの治療プランで進めることになりました。
矯正装置は患者さまのご希望により、目立たない歯の舌側につける裏側矯正装置をつけました。上の歯6本に装着します。
八重歯である犬歯の向きや位置を変えることで、歯列が整いました。
今回のように、八重歯でも歯の重なりが少ないケースでは、抜歯なしで治療が可能な場合があります。
患者様の属性 | 20代女性 |
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矯正期間 | 7か月 |
矯正装置の種類 | 上のみ・裏側矯正 |
矯正装置の料金(税別) | 450,000円 |
処置料(税別) | 7,000円 |