2018.11.16
他院で「矯正するなら歯を抜きます」と言われた症例です。
歯を抜いて矯正をすると、それだけ身体的・時間的・経済的な負担も大きくなり、治療に踏み切れない患者さんも多くなるようです。
今回の患者さんは、負担も小さい「歯を抜かない部分矯正」で出っ歯を治せないかと相談にみえました。
前歯の2本の前突を気にして、診察にきました。
すでに他の矯正医より「矯正するなら、歯を抜きます」と診断されていましたが、患者さんのご希望は「歯を抜かずに部分矯正したい」とのことでした。
実際、お口の状態は前歯2本の前突があり、全顎矯正・抜歯が理想的な状況ではありました。
患者さんのご希望「歯を抜かずに部分矯正」の治療プランとなりました。上の前歯だけを動かします。
矯正装置は、目立たない裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)で歯を動かします。
6か月間の矯正の結果、前歯4㎜程後退しました。もちろん抜歯をおこなえばより前歯の後退は可能ですが、部分治療だけであっても、前歯の後退と共に、前歯の中切歯が隣の側切歯に並ぶことでも見た目にイメージは随分と変わります。
患者様の属性 | 女性 |
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矯正期間 | 6か月 |
矯正装置の種類 | 裏側矯正(舌側矯正)・部分矯正 |
矯正装置の料金(税別) | 350,000円 |
処置料(税別) | 6,000円 |