2018.02.19
前歯にすき間があると、とても気になる方が多いかと思います。今回は10代女性の方で前歯のすき間が比較的大きくてすきっ歯が目立ってしまっていた症例です。
同時に出っ歯や過顎咬合も見られましたが、部分矯正で治せるところまで治しました。
「とにかく出っ歯と隙間を治したい」と希望して、来院されました。お口の中を見ると、出っ歯やすきっ歯の他に、過顎咬合(上と下の歯の噛み合わせが深い、ディープバイト)も見られました。
また、下の前歯で小さな歯が1本ありますが、これは乳歯です。まれに先天的に乳歯が生え変わらない場合があります。
すき間が多くあったため、歯を動かすスペースが十分にあったので、ワイヤー矯正装置で歯を動かす治療プランとしました。表側・裏側どちらも治療が可能でしたが、患者さまのご希望で表側の矯正装置をつけました。
また、全顎矯正をすれば過顎咬合を治すことも可能でしたが、治療にかかる費用や期間などから、部分矯正で治療を進めることになりました。
さらに、乳歯は歯が小さいのでそれを大きくすることもできましたが、今回は患者様のご希望からそのまま動かしました。現時点では歯の根っこがしっかりしており、将来的にだめになってしまった場合は補綴治療で対応予定です。
部分矯正した結果、隙間は完全になくなりました。また、歯列全体がお口の内側に入り込むように動いたので、前歯の前突もなくなりました。
患者様の属性 | 10代女性 |
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矯正期間 | 8か月 |
矯正装置の種類 | 表側矯正 |
矯正装置の料金(税別) | 40万円 |
処置料(税別) | 5,000円 |